オーブントースターはパンを焼くだけでなく、魚を調理する際にも活躍します。魚焼きグリルよりもこの便利な家電を選ぶ人は少なくないかもしれません。
しかし、魚を焼いた後の臭いに頭を悩ませることもあるでしょう。この記事では、オーブントースターに残る魚の不快な臭いを手軽に消す方法、さらには魚を焼く際に臭いを残さないコツをご紹介します。
オーブントースターについた魚の臭いを取る方法
オーブントースターで魚を調理したあと、「どれだけ掃除しても魚の臭いが消えない!」と悩んでいる方へ、簡単にできる臭い対策の方法を3つ紹介します。
これらの方法には、家庭に常備されているものを活用するので、魚の臭いが取れずお困りの際には、ぜひ試してみてください。
レモンなどの柑橘類の皮を使う
柑橘類の皮、特にレモンやオレンジから得られる精油成分にはリモネンが含まれ、これには優れた消臭能力があります。これらは日常で頻繁に消費されるため、特にトースター内の消臭に適しており、その使用は安全なのでおすすめです。
具体的な使用方法は、皮をトースターに置き、焦がさないように注意しながら数分間加熱するだけです。加熱した後、ドアをしばらく閉じておくと、柑橘の爽やかな香りが広がり、不快な魚の臭いを消し去ってくれます。
皮だけでなく、果物を切った際の端っこや絞った後の残りも有効利用でき、レモンの果汁を耐熱容器に入れて加熱することでも同じ効果が期待できます。
また、魚や玉ねぎなどの臭いが気になる食材を扱った後に、これらの柑橘類の皮で手をこすれば、手に付いた臭いを除去することが可能です。この効果は前述のリモネンの性質に基づいています。
使用済みの茶葉やコーヒー粉末を使う
お茶とコーヒーに含まれる成分は、不快な臭いを和らげる働きがあります。この性質を利用して、オーブントースターについた魚の臭いを消すことができます。
簡単な手順は、トースターのトレイに茶葉の残りかすを均一に散らし、熱くなり過ぎないよう注意しながら数分間加熱します。加熱が終わったら、扉を閉めてそのまま放置し、茶葉の香りが空間を満たすのを待ちます。
この方法で、特に魚の不快な臭いを効果的に除去できます。直接トレイに茶葉を置くことに躊躇する場合は、アルミホイルを使用すると良いでしょう。アルミホイルを使用すれば、後片付けも楽になります。
飲み終わった後の茶葉を活用することで、トースターの臭いを手軽に取り除くことができます。さらに、コーヒーの粉末も同様に使えるのでおすすめす。コーヒー粉末は匂いを吸収する性質があるため、トースターの臭いを消すのに最適です。
お酢やクエン酸スプレーを使う
クエン酸やお酢を使った自家製のスプレーは、キッチン、バスルーム、トイレの清掃に役立ちますが、トースターの臭いを取り除くのにも効果的です。
作り方は、200mlの水に対してクエン酸を小さじ1杯混ぜた溶液を用意します。清掃時は、この溶液を充分に染み込ませたキッチンペーパーでトースター内部を拭き取るだけです。
拭き取った後に残っている水分が気になる場合は、その後で乾燥したタオルやキッチンペーパーで拭き取ると良いでしょう。さらに、この溶液をスプレーボトルに入れて使用することもできますし、クエン酸の代わりにお酢を使うことも可能です。
クエン酸は手軽に入手可能なので、持っておくと掃除の際に大変便利です。トースターを拭く前には、完全に冷めていることを確認してください。
使用直後はオーブンが高温になっており、火傷のリスクがありますので、取り扱いには注意が必要です。また、掃除をしやすくするためには、取り外し可能な部品はあらかじめ外しておくと良いでしょう。
オーブントースターが魚臭い!臭いの取り方まとめ
オーブントースターは、火を使わないで色々な料理が手軽に準備できる便利な道具です。魚を調理する際にもよく使用されますが、時々消臭対策を怠ってしまい、後でパンや他の料理を焼くと魚の臭いが移ってしまった…ということがあります。
幸い、トースターに残った魚の臭いは、手軽に手に入るアイテムで解消することが可能です。適切に対応して、快適な調理環境を保ちましょう。